始めてCoseさんを見た時、私の周りには存在しないロマンスグレーがお似合いのお洒落な男性、と思った。
お洒落な男性と思っている時に、彼は私の事を “宇宙的にこの人知っている” と感じた、としばらく経ってから教えてくれた。
“宇宙的にこの人知っている”、こんな感覚がある事を彼から教わった。
彼は現象界的には私より15ほど年上だが、精神世界での魂では、弟のような存在として感じる。
最近、彼の口からも同じような言葉を聴いた。
彼の経歴は実に表面は華やかだが、その裏側と自分の内面の距離があり過ぎて精神も肉体も壊れ、そこから離れた。
彼は私を宇宙的に知っていたので、「薫子さんね。」、と早々に声をかけて来た。
名前を呼ばれては、『はい。』、と応答するしかないので、返事をした。
話すと限りなく話せた。
そんな彼と付かず離れずのお付き合いが始まった。
なんだか話したいな、と思うと数時間でコールがある。
私の声見えた?って言って笑い、話しが始まる。
東京で1,000人ほど集まるイベント会場で、ばったり会ってびっくり!なんて事もあった。
コロナ前は何度か会ったが、コロナをきっかけに会う事が難しくなった。
でも彼はクリスマスには素敵な動画を送ってくれるから、一年に一度はキリスト様のお陰で繋がる事が出来た。
横浜のお盆は7月だ。
久しぶりに母とお盆を過ごしたく、今年は早くから帰省することを決めていた。
父が乗ってくるきゅうりと、帰りにお土産を乗せて行く茄子を、母と作る楽しみがある。
あと1週間ほどで母に会える日曜の朝、私はベランダをデッキブラシで機嫌良く掃除していた。
ふと、Coseさんに会いに行かないと!、デッキブラシの手を止め青い空に向かって呟いた。
ご飯出来たよ!、の啓の声でデッキブラシを置き、食卓に付く。
夏真っ盛りの中で育った美味しい野菜が南部鉄器の上で焼かれ、カッテージチーズも乗り、食欲を誘う。
箸を持ちながら、あのね、私ね、熱海にいるCoseさんに、と言いかけたら携帯のコール。
わぁお!
『おはよう!Coseさん!』
「カオちゃん、会いたい!、会いたいの!」
『うん、わかってたよ、会いに行くね!』
5年ぶりの再会だった。
熱海の小高い山の頂上付近にある平屋のCose邸にお邪魔した。
景色が良く海も望める、デェーバもいっぱい!
上品な素敵な家具が置かれたリビングで、Coseさんの笑顔に常時癒された。
肉体年齢の事もあり、コロナに罹らず互いの元気な姿を喜び、たくさん話した。
話して行く中で、カオちゃん若返ったよね?それにキラキラしていて元気ね、と。
それはね、と鍼灸に行くきっかけや最初に言われた事など、今までの経過をサラッと話した。
彼は昨年手術しているから、現象界から眺めても真珠色の龍先生の鍼灸を受けたらいいのにな、と思いつつも、受けてみたら?、のような進める言葉は使わずに、先生とのエピソードを伝えた。
すごい技術の方が盛岡にはいるのね、くらいの返しだったので、興味ないことを話してしまったな、……と、感じた。
そうこうしているうちに新幹線の時間が迫って来て、山の上までタクシーを呼んだ。
熱海駅まで、と伝え手を振っているCoseさんに、またね!元気でいてね、と呟き、前を向いた。
向いてびっくり!
運転手さんの名前が、「小堀○○」!
写真とってもいいですか?
すぐに送った。
実は行きの運転手さんの名前は、「○◯慧」、けいはけいでも字が違うので、わざわざ話題にはしなかった。
でもこれは伝えて、一緒に笑いたかった!
「カオちゃんの引き寄せは、そんじょそこいらのとは質が違うし、半端ないじゃない。出会った時の研修の時も、席は他にもあるのにカオちゃん前に午前中だけの参加の女性が座り、自己紹介しないとならないのに、ちょっといいですか?って言って、カオちゃんに神が伝えたい、って言ってるからと、いきなり宇宙語で話し出したじゃない。参加者みんなあんぐりだったねぇ~。」
『そうだった、そうだった、あの時は本当にびっくりしたね。』
「そして午後だけ参加の女性がまたいらして、他に席が空いているのに、カオちゃんの前にまた座り自己紹介しないで、カオちゃんに向かって、大きな玉手箱と小さな玉手箱を持っていますね、とても素晴らしいキラキラした品が入っています、って言ってたよね。」
『あれもびっくりしたね〜同じところに座った時は、もしや?と思ったけど、もしやだったもんね。』
「カオちゃんがいる事で、そういう引き寄せが起こるのよ。わかってる?」
いつもどこかで言われるフレーズを、ここでも聞かされちゃった……。
こんな強烈な精神世界の引き寄せは、Coseさんもいるからでしょ?って思うのだけど……。
会った時から、カオちゃんは、カオちゃんは他とは違う、とはっきりと言う方だった。
その度に何がどこが、他と違うの?と尋ねるが、何だろうね~僕にはわからないけれど……でもこれは確信なのよ、と言う。
救世主が金星から地球に来るときに、聖なる魂を12個持って来て、その内の一つがカオちゃんよ、という事も言いわれてポカンとしたのを思い出す。
数年前、彼の進めで京都の鞍馬山の五月満月祭(うえさくさい)に行って、興味深い面白い事が次々にたくさん起こった。
その事を話すと、「ほら、やっぱり、カオちゃんはそうなのよ、最初に僕が言った通りなんだからね。金星から来たのよ、カオちゃんは。確信はないのだけれど……何だかよくわからないけれど、そうなの、そうなのよ。」、て言う。
『啓ちゃん啓ちゃん、“Coseさん”、っていうきれいな男の人と知り合いになったよ。』
「Coseさん?」
『うん、Coseさん』
「どこの人?」
『多分、あっち。』
「ふ〜ん、あっちね。地球だとどこに住んでいるの?」
『東京の大井町よ。』(出会った時のお住まい)
「Coseさん、Coseさん……出身どこなんだろうね?」
『だから、あっち。』
『岩手の北上だった!』
「苗字聞いて、そうだよな、って。」
『何だか、面白いね。』
ずっ〜と繋がっていた糸が明るく照らされ、たぐった先にお互いが居た、って感じがする。
魂は最初からわかっていたんだよな……。
今Coseさんは、天との柱の錆をきれいにするために、がんばり始めているんだ!
現象界で肉体がいくつになっても、来世に繋がる “魂” を磨く事に努力を惜しまない事、これが天と繋がる条件のひとつなんだよな。