神さまはお嘆きだ。

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18年間上堂でひっそりと続いている ”Ravenna”、宣伝という事を行なった事が無い。
仕事柄、様々な多くの方にお会いするが、私から内容を伝えた事も無い。
“わかる人”だけがRavennaの扉を見つけてもらえればいい、と思っているから。

紹介でいらした方も多いが、殆どが1回限りで足が遠のく。紹介した側も申し訳ない思いになる。
私も、あちゃ!やっちぃまった、と過るが、先の“わかる人”だけが扉を見つけて、で納められる。
仕事なのである程度の稼ぎは必要なのだが、先の言葉がこの言葉を上回る事は無い。

“わかる人”、どんな人なのか?
平たく言えば、目に見えない、手には掴めない尊い何かがわかっている人、わかろうとしている人、わからないけれど、在ったらいいなっ、わかりたい!と思える人、生きている事について、日々考えている、ぼっ〜と、生きていない人、という表現になるのだろうか……。
違う表現をすると、宗教心、信仰心がある人、多少なりとも前の世で触って来ている人、とも言える。
胡散臭い、宗教か?とこの時点で思うならば、“わかる人”の分類には、入らない。

日本人は少なくとも、七五三や初詣で神社に行くから、宗教心・信仰心はあると思っていたが、それはそれでは無く、日本人はそれをイベントにしてしまった。
神さまはお嘆きだ。
それを感じ取れる魂の持ち主も殆ど見当たらない。
神社に足を運ぶだけでも、こうなって来たら良しとしないとならないのかな……。
その人だけの神社のお参りの仕方もあるのも知らないんだろうな。
お参りひとつで神さまに伝わる方法があるのに、ただ手を合わすだけではダメなのに……。
日本人の精神性はどこに忘れて来てしまったのか……。
精神性を養うのが神社に足を運ぶことだけではない。
生活の中に“アニミズム”を取り入れて行く事、これだけで自身の精神性に様々な変化が起こり始めるだろう。
今日はクライエントとこんな話をした、クライエントは自身の精神性と向き合った。

三重の爺の山に、爺が建てた宮さん(神社)がある事、本当に誇らしい、私の精神性の象徴の源。
二度授かった命の中で、私の進む道が見えて来ている。

コメント

  1. 敦子 より:

    本をお借りして、少し読み、ブログに行きつき、精神性の文字が飛び込んできました。このタイミングで本をお借りできたことに感謝しながらしっかり自分に落とし込めるようにします。
    落とし込んでまたブログを読んだらきっとまた違う氣づきと學びがあるだろうと思います。いつも助けていただいてばかり。本当にありがとうございます

    • kaoruko kaoruko より:

      たくさん言葉を並べたいけれど、あっちゃんの「何か本読んだらいいんですかね?」の言葉、自身を支える一歩になったよ。
      あっちゃんなら、読んだ後に新たな“氣づきと學び”が得られる、きっと。
      優しい本だけれど、今のあっちゃんには厳しく響くと思う。

      いつもコメント、ありがとう。

  2. ゆか より:

    こちらのブログの内容と晴明神社先代宮司の内容が重み厚みがあり、しばらく考え込んでしまいました…。

    七五三…周りの会話を聞いてもイベントになっていることは否めません…。

    “アニミズム”と、先生から以前勉強させていただいた、人の生まれ変わりの内容と、今やっと(少しだと思うのですが…)繋がった感覚があります。

    まだまだ真摯さ、謙虚さが足りない私ですが、日々の中で”アニミズム”を意識して、感謝して生活します。
    そして、こちらのブログも何度も拝読しますm(_ _)m

    • kaoruko kaoruko より:

      思い当たる事が周りにたくさんある、と認識できるのが、先ずいいね。

      同じブログを読んでも、読み手の精神の状態で全く違う解釈が出来ます。
      良い心持ちの時、そうで無い時との感じ比べをすると、また様々な景色が見えてくるよ。

      ゆかさん、いつもコメントをありがとう(o^^o)

  3. ゆみこ より:

    先生とお話をして、初詣や七五三をイベントにしていたことがわかりました。全く、もう”うー“と言葉になりません。

    尼の牧子さんが、岩手で最初に扉を微かに叩いた音が、だんだん響いて来ているのですね。
    先生に対しての最初のお役目をして頂いた事に、「ありがとうございます」と感謝の思いが涙とともに浮かび上がってきました。
    私は以前、先生に支援頂き、尼の牧子さんにお世話になった事があるので、尼の牧子さんに会って、感謝を伝えたくなりました。

    • kaoruko kaoruko より:

      このブログを読んだ今から、イベント神頼みは辞めよう!

      ねっ、牧子さんとその周辺の方々には、感謝だね、ゆみこさん!
      あの坂道の雪が溶けたら、牧子さんに一緒に会いに行こう!

  4. MIKA より:

    ブログを読んでいて、そうだ・・これもそうだ・・と全てにあてはまっていると感じました。神社に行くことは、七五三、初詣等々その時期だからと正にイベントでした。

    そして、〝その人だけの神社〟という言葉で初めて氏子神社を意識しました。
    以前にも氏子神社のお話しは伺った記憶はありますが、スルーしていました。
    一つ一つ丁寧に教えてくださる先生が側にいるのに、本当に情けない。

    先生に伺いながら、焦らず今出来ること、すべきことを行い前に向かっていきたいと思います。

    • kaoruko kaoruko より:

      MIKAさんがいる時にも、氏神参りの話しはしてました^ ^

      誰かの話は私の話しなんです。
      前にいる人は、私の過去であり未来なんです、の言葉と同じだよ。
      多くの人は、あらゆる場で成長する事を自ら絶っています、残念です、ほんとに>_< 残念な人にならないでね、MIKAさん(#^.^#)