coseさんとしづえさんから。

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みなさん、元気にしていますか?Ravennaもお盆に合わせたかのように、今週から動き出しました。変わらないコロナの状況、変われない日常で滅入っていませんか?私はと言うと、手の手術からもうすぐ二ヶ月、術後の回復は思ったより早いようですが、固まってしまった筋肉と日々悪戦苦闘しています。パソコンを打っていると親指がずっと伸びたままで固まってしまい、慌てて曲げています。でも箸は使えるようになりました。

昨夜寝際の激しい雨音で、手の手術の翌日に伊豆の土砂崩れで、慌てて左手でcoseさんにメールした事、宮古島に台風上陸でしづえさんにメールした事を思い出した。coseさんとは病院だったのでメールで終えたけれど、しづえさんとは退院後だったのと、何や間やとややこしくなったので、電話で久しぶりに話した。

彼女とは産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、女性労働協会認定講師、と三個の同じ資格を保持している。それぞれ保持するには時間とお金を要し、最たるのはキャリアコンサルタント。取得後5年間のうちに、キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な知識と維持を図るために8時間以上の講習、技能を維持し図るためには30時間以上の講習を受ける必要がある。資格は取得してからも、それを活かすためにはがんばりが必要なのがよくわかる。

様々な所で講習はあるが、面白く学びたい講習がたくさん開催されているのはやはり東京。講習費、交通費と宿泊費と考えると、うっ、となる。それが沖縄宮古島からと考えると、恐ろしい。コロナでZoomになった講習もあったが、それを整える主催者側も最初は数少なく、すぐに定員いっぱいになり思うように学べないことも私自身、多々あった。

今年が更新期限の5年目にあたり、しづえさんから「産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、女性労働協会、更新しなかった、ただのおばさんになっちゃった。」と。この5年間には旦那さんの入退院の繰り返しで那覇との行き来もあり時間的にも金銭的にも、大変だろうな、と想像はしていた。それに付け加えるように、彼女の体調にも変化が訪れていた。

60過ぎての国家資格取得は本当にあっぱれだった。そしてその資格を活かして那覇に単身赴任し、厚労省の仕事で全国を飛び回っていたのを知っていたから、更新しなかった事はショックだった。こうして人は一つづつ社会との関わりを引いていくのだと、寂しくなった。そういえばcoseさんも一昨年、大手町から雑踏の無い伊豆に引っ越し、東京での仕事から身を引いたっけ。

私自身の身体の変化も十分に感じている。社会からの身の引き方を見せてもらい、自分から身を引くのか、身を引かなければならない状況になるまでそこにいつ続けるのか……。私は前者だと言える。そこに行き着けるように、手一杯自分の出来る事、しなきゃいけない事を存分にする。今の体の故障はそれをするための、体の作り直しと思っている。あっ、親指伸びてた……固まっちゃった……。

 

コメント

  1. 敦子 より:

    久しぶりのブログ!とても嬉しいです。
    薫子さんが飄々としながら、努力を惜しまないことにいつも感動しています。薫子さんにお会いしなければ、どんなに小さなことでも出来る事を常に続けることの大切さを放棄していたと思います。
     私はまだ社会からの身の引き方も引くことも想像出来ていないけれど、いつ目の前にきてもバトンを渡せるような生き方したいと読んでいて思いました。

    • kaoruko kaoruko より:

      う〜ん、ありがとう!
      パソコンしていると、どうしても親指が自由にならずで……今日は早起きできたのと指の調子が良いので、がんばれました!

      あっちゃんの年齢では、まだモワッとするような内容だね。
      でも日頃から、自分の様々な意思表示は周りに伝えておくといいよ。
      うちの父は、好きな野球をみながらでも、みんなで食事をしている時でも、「家で死にたいから、頼むね〜」って言っていたから、その時が来た時には、父も含めて私たち家族も、うん!って感じになったからね。
      そして、実現したからね。

  2. ゆか より:

    先生、親指にこわばりがある中のブログ更新、本当にありがとうございます!嬉しいです。

    ここ最近は正直、閉塞感にとらわれ、滅入っていました。ブログのおかげで、意識を別の所へ向けられることが出来、心が救われました。

    資格取得と維持に沢山の時間とお金がかかっていること、何歳になってもチャレンジ出来ること、いつかは身を引く時がくることを教わり、身が引き締まる思いをしています。

    私は今、身近な人の生活を整えたり、人生の整理を一緒にしていくことで、自分にとっても新たな勉強になっていくと自身を鼓舞しているところです。
    自分の大切なものも守りながら、大事な人を支えていきたいです。

    • kaoruko kaoruko より:

      目の前にある事から目を背けず、しっかりと向き合っていこうと考えているゆかさん、そのままの気持ちで向き合い続けるのにキツイ時もあると思うけれど、そんな時は伝えてきてね。
      必要な時に寄り添いさせてくださいな。

  3. MIKA より:

    こんにちは!
    敦子さんと一緒、久しぶりのブログ嬉しいです。

    いつも勉強して、常に動き飛び回っている先生をずっと見ていたので、社会から身を引くという言葉にピンときていないのが実情です。
    でも同時に、“体の作り直し” というところにエネルギーの蓄えを感じています。
    ( ギアが上がりそう・・ )

    私は自身もだけど、周りの環境もこれから変化していくと思うので後悔ないよう生きたいと思います。

    • kaoruko kaoruko より:

      久しぶりに書けたblog、自分でも嬉しかったぁ〜、同じ嬉しい気持ち、嬉しです(╹◡╹)♡

      存分に飛び回ってからの、次の話だからね。
      そう、毎日感謝とありがたさで床につく、これが大切、その積み重ねが後悔のない生き方に繋がるといいね!

  4. ゆか より:

    先生、わかっていらっしゃる…。
    先生からのコメントを拝見し、涙です。
    正直、自分自身のことではないからこそ、その人にとってどうしたらいいのか悩んだり、行き詰まりを感じたり…。先生にご相談させていただきますm(_ _)m

    • kaoruko kaoruko より:

      その人にとってどうかを悩む事はないよ、本人の意思を尊重する事を忘れずに。

  5. masami より:

    先生にはいつも、困難なことに向き合い、乗り越える姿や常に精一杯努力する姿を見せていただいて感謝いたします。

    それを私自身のことに置き換えてどうするか考えて相談し、乗り越えようと行動出来ていないことを痛感しました。
    自分が踏んばるしかないです。